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本の覚書と映画の感想、ほかその時に気になることを書いてます。写真も。携帯からのアップのみになってますが。。


by so_little_time
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『ビタミンF』重松清著

ビタミンF
重松 清 / 新潮社
ISBN : 4101349150
スコア選択: ※※※※





今日は、ほんま寒かったなぁ。。。



日中、客先とのアポが延期になって……万年筆の専門店へ。

夜、別の客先との打合せ(ちょい接待?)流れてしもて
……上司とパチ屋寄って、メシ食うて。

わざわざ本社から来てもらってんけど。。。(^_^;)



…で、この『ビタミンF』って短編集やねん。

なかなか、いい感じ(^_^)b


全部の主人公がだいたい38歳くらいの
この本の中で言う中途半端な年齢のおっちゃん。


ちょうどうちの上司の年齢に近いねん。



早速、この本あげてしもたわ。



せやから、早いこと感想書いてまわんと忘れてまう。




自分のあと4、5年後のことかいなぁ。。。

なんか近い未来の話かなぁって気がして。。。



相変わらず重松清さんの本は、リアルな感じで読めてしまうわ。


でも、今回は『流星ワゴン』より"お話"って感じがつよくて。

なんか読後感はいい。

ほんま「さて、頑張ろうかなっ」って感じ。

『流星…』は、ちょっとSFっぽい部分があるのに、
なんかほんまにリアル過ぎて、俺にはつら過ぎる。。。



この短編集の一つにも手紙絡みの話があるねん。

やっぱりこんな話は好きやなぁ。。。って、思たわ。



もう一つ、心に残ってるのが…

ネタバレって程や無いと思うけど、ちょこっと。

主人公は実家を離れてはいるものの
平凡な幸せな家族支える40歳くらいのおっちゃん。

その実家の家族の話。


姉はバリバリ強い女性で、そのせいで旦那が出て行く。

母親は60歳手前で、親父に三行半。

70歳後半になって、
この母親が一人でいるのを知った親父が、
自分を捨てて出て行った相手に対して
「一緒に暮らそう」って連絡を取る。

それが、ばらばらになった"家族のかけら"をほっとけなかった
って、主人公が思ってるところ。

ちょっと文章が下手くそで、
記憶ももう曖昧になってしもてて、
わかりにくい説明になったけど。

このばらばらになってしまった
"家族のかけら"であっても放って置けない。
その家族って繋がりがなんかは知らへんねんけど、
胸にググゥ~ッときた。



あ、この本で直木賞を受賞してはるみたいやわ。


今日、東野圭吾さんも受賞しはってんなぁ。


あんまし賞ってのが好きやないから。

だからどうって話やないねんけど。

やっぱり好きな作家さんが受賞したって聞くと
なんか読者の自分まで誇らしくなってまうから不思議や(^_^)


なんかもう眠とうなってしもて、
記憶が曖昧なんにも増して、書いてる言葉がぼけ~っとしてもてるわ(_ _;)

すんませんなぁ。。。
by so_little_time | 2006-01-18 22:30 | 本の覚書