本の覚書と映画の感想、ほかその時に気になることを書いてます。写真も。携帯からのアップのみになってますが。。


by so_little_time
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片想い
東野 圭吾 / 文藝春秋
ISBN : 4167110091
スコア選択:★★★★





湯川助教授シリーズの『探偵ガリレオ』『予知夢』を読んで、

いよいよ『容疑者Xの献身』に行く前に、

ちょっと寄り道した感覚で読んでみた。


結構、厚みもあってボリュームがある。

読み応えありましたわ。


感想を書いておこうと思っていながら、

なかなかに重たいような、軽々しく言うてええような話題でない気もして。


「男」とは。「女」とは。って話です。

……よう説明しきらんわ。。。

性同一障害の話って、ようわからへんのが実際やし。。。

評価は、私としてはいいです。★★★★ってぐらいです。


きっと推理物とか探偵物ではないです。




『片想い』ってタイトルの意味が、

読み終わってからなんとなくわかるような気がします。


でも、4,5年前に発売された本にしては、

こんな話題をその頃によう書いてはったなぁ…って思います。




なんとなく宮本輝さんの『青が散る』を読み終わった時と

おんなじ様な感覚っぽいような、そうでないような。。。



……感想とかって、なんか書きづらい本ですわ。
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by so_little_time | 2006-01-31 16:22 | 本の覚書

『きよしこ』 重松清著

きよしこ
重松 清 / 新潮社
ISBN : 4101349177
スコア選択: ※※※※※



『きよしこ』重松清著 [ 本のこと ]


昔っから、イジメられてった記憶がない。

……気付いてないだけ?


せやから、イジメられる子の気持ちは、

ほんまのとこは、たぶんわからへんとは思う。




プロローグみたいなとこの一文で、

もう話しに吸い込まれてしもた。。。


「お話は----少なくともぼくの書くお話は、

現実を生きるひとの励ましや支えになどならないだろう、

とおもっている。 ましてや、慰めや癒しになど。

ぼくはそこまで現実をなめてはいないし、

お話にそんな重荷を背負わせるつもりもない。

お話にできるのは『ただそばにいる』ということだけだ、

とぼくは思う。」




……ええがな。。。(^_^)
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by so_little_time | 2006-01-30 09:03 | 本の覚書
長い長い殺人
宮部 みゆき / 光文社
ISBN : 4334728278
スコア選択: ※※※




宮部みゆきさんの初期の作品、らしい。



最近、特に思うねんけど。

本屋さんのポップや、帯に書いてあるコメントが"うまい"ねん。

ついつい衝動買いしてまう。


「書店員さんがオススメ!! これぞ 宮部みゆきの傑作だ!!」

え~と。そんなん言われたら読んでみんとあかんやんなぁ。。。





この本は、設定がおもろい。


毎回の主人公は、財布。

その持ち主が見聞きした事で、話が進んでいく短編。

それが積み重なって、ストーリーができる連続長編。


うまいなぁ…って思うわ。


特にええなぁって思うのは、

財布が言うところの主人(持ち主)への呼び方。


お気に入りは『私の探偵さん』

もちろん探偵の財布が語る話やねんけど、

その由来やら、この呼び名一つだけでも

もうなんか充分にシリーズものでも出来てきそうやん。
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by so_little_time | 2006-01-25 18:33 | 本の覚書

『ビタミンF』重松清著

ビタミンF
重松 清 / 新潮社
ISBN : 4101349150
スコア選択: ※※※※





今日は、ほんま寒かったなぁ。。。



日中、客先とのアポが延期になって……万年筆の専門店へ。

夜、別の客先との打合せ(ちょい接待?)流れてしもて
……上司とパチ屋寄って、メシ食うて。

わざわざ本社から来てもらってんけど。。。(^_^;)



…で、この『ビタミンF』って短編集やねん。

なかなか、いい感じ(^_^)b


全部の主人公がだいたい38歳くらいの
この本の中で言う中途半端な年齢のおっちゃん。


ちょうどうちの上司の年齢に近いねん。



早速、この本あげてしもたわ。



せやから、早いこと感想書いてまわんと忘れてまう。




自分のあと4、5年後のことかいなぁ。。。

なんか近い未来の話かなぁって気がして。。。



相変わらず重松清さんの本は、リアルな感じで読めてしまうわ。


でも、今回は『流星ワゴン』より"お話"って感じがつよくて。

なんか読後感はいい。

ほんま「さて、頑張ろうかなっ」って感じ。

『流星…』は、ちょっとSFっぽい部分があるのに、
なんかほんまにリアル過ぎて、俺にはつら過ぎる。。。



この短編集の一つにも手紙絡みの話があるねん。

やっぱりこんな話は好きやなぁ。。。って、思たわ。



もう一つ、心に残ってるのが…

ネタバレって程や無いと思うけど、ちょこっと。

主人公は実家を離れてはいるものの
平凡な幸せな家族支える40歳くらいのおっちゃん。

その実家の家族の話。


姉はバリバリ強い女性で、そのせいで旦那が出て行く。

母親は60歳手前で、親父に三行半。

70歳後半になって、
この母親が一人でいるのを知った親父が、
自分を捨てて出て行った相手に対して
「一緒に暮らそう」って連絡を取る。

それが、ばらばらになった"家族のかけら"をほっとけなかった
って、主人公が思ってるところ。

ちょっと文章が下手くそで、
記憶ももう曖昧になってしもてて、
わかりにくい説明になったけど。

このばらばらになってしまった
"家族のかけら"であっても放って置けない。
その家族って繋がりがなんかは知らへんねんけど、
胸にググゥ~ッときた。



あ、この本で直木賞を受賞してはるみたいやわ。


今日、東野圭吾さんも受賞しはってんなぁ。


あんまし賞ってのが好きやないから。

だからどうって話やないねんけど。

やっぱり好きな作家さんが受賞したって聞くと
なんか読者の自分まで誇らしくなってまうから不思議や(^_^)


なんかもう眠とうなってしもて、
記憶が曖昧なんにも増して、書いてる言葉がぼけ~っとしてもてるわ(_ _;)

すんませんなぁ。。。
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by so_little_time | 2006-01-18 22:30 | 本の覚書
象と耳鳴り
恩田 陸 / 祥伝社
ISBN : 4396631588
スコア選択: ※※※※




前にも読んだ事のある本。

恩田陸さんの本で初めて手に取った本やったはず。


ええ本読んで、気に入ったら、
ほんま人に話しとなってまうから。

ほんで「読みたいぃ~」って言うてくれたら
すぐにでも貸してあげとなるし。

はよ読んでもろて、この感じ共有したい。

まぁ、それでお気に入りの本は
だいたいそのままプレゼントしてまうことになるんやけどなぁ。。。


…で、ふと思い出して。。。
これまた思い出したら、たまらんくらいに
めちゃめちゃ読みたくなって、二回目の購入。




昔、バリンジャー著の『歯と爪』っておもろい推理小説があってん。


装丁がおもろい本やった覚えがある…これもあげてしもたけど。。。


最後のタネ明かしのところが、袋綴じになっとって。

おもろなかったら、袋綴じ破らんと送り返したら、
本代返してくれる…って、本やったような記憶があるわ。



そんで『象と耳鳴り』は、
本屋ぶらついてて、なんか目について
なにかがひっかかって、気付いたのが、
『歯と爪』に題名の雰囲気が似てるなぁ…って事で購入(一回目)


あとから聞いた話では、本の表紙もわざと似せるらしいし。。。


なんかおもろい道のりで、
恩田陸さんの本に辿り着いた様な不思議なおもろい感じがして。



読んでみると、これが短編集なんやけど、
推理小説好きにはたまらんくらいにええ。

昔読んだ推理小説って、不思議なくらいに全然覚えてないから、
時間を置いたら何回でも楽しめてまう。



この『象と耳鳴り』は、関根多佳雄って、
元判事のおじいちゃんが謎解き役してはるねん。


この本がキッカケになって、
恩田陸さんの本にハマって読んでると、
このおじいちゃんの子どもたちが、
春(長男)、夏(長女)、秋、(冬もおったっけ?)っておって、
それぞれが恩田陸代表作の『六番目の小夜子』をはじめとして、
いろんな本に出てきはる。

なんか他の本と「リンクしてる」って言葉を聞いたことある
短編集の『図書室の海』とか『三月は深き紅の淵を』みたいに、
恩田陸さんの本それぞれが、どっかで繋がりをもってたりして、
これはこれでおもろい楽しみやと思うねんなぁ。

なんかの大賞とったっていう『夜のピクニック』なんか
『図書室の海』の中で「ピクニックの準備」っていう
予告編まであったりするし。


ほんで『象と耳鳴り』で気になるのが「往復書簡」って話。
その名の通り、手紙のやり取りだけで進んでいく短編、推理小説。

なんか手紙のやり取りで、進んでいく話って結構好きやねんなぁ。
『あしながおじさん』とか『続・あしなが…』とか。

宮本輝著の『錦繍』なんか最高にええ……大好きやもんなぁ。。。



こうやって、また本が読みたくなっていくねん。。。
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by so_little_time | 2006-01-07 23:05 | 本の覚書

博士の愛した数式
小川 洋子 / 新潮社
ISBN : 4101215235
スコア選択: ※※※※





前から気になってた本を年末に買うてみた。


年明け1月から映画公開になるって聞いてたから、その前に。。。


博士:寺尾聰(字が難しくて変換できてるかどうかわからへん)
家政婦さん:深津絵里
あと子ども1人

って、登場人物らしいもんなぁ。


まわり本の反応は、かなりええみたいやし。


本読んでても、

もう頭の中で寺尾聰と深津絵里が会話してはるわ。


こんな感じで読む本もおもろいと思うねん。


----------


ええ本でしたわ。


ほのぼのした雰囲気が一貫してた(^_^)



最初の1ページ目から気に入ってん。


博士が私(家政婦さん)の息子の頭をくしゃくしゃって撫で回しながら、


「おお、なかなかこれは、賢い心が詰まっていそうだ」


この一言で、一気にええ本やなって思うてん。



賢い"心"って言葉がいいやん。



この本で著者の書きたい感じが、この一言でわかる気がしてん。




ちょっとなぞが謎がのまんまになってんのんが、

たぶん著者の計算どおりなんやろけど……

気になるもんは気になるねんなぁ。。。




ほんでもう一つ、
最後に、この本書きはるとき、取材された数学者の人が
解説を書いてはるんやけど、この解説がええねん。

ほんまに数学者か?ってくらいにええ言葉書いてはる。




読んでて数学が好きになったわ。

4Bの鉛筆とメモ帳持ち歩くようになったし。。。
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by so_little_time | 2006-01-02 17:10 | 本の覚書